どもども
中国語留学を計画してる人にとって、台湾と中国、どちらに行こうか迷いますよね?
私はめちゃくちゃ迷いました!!
結局、私は、中国語の知識ゼロから台湾で合計4ヶ月留学、そして中国は約2週間留学しました。
留学した場所は以下の通り。
- 澎湖島(2ヶ月)
- 台中(1ヶ月)
- 台南(1ヶ月)
中国 - 昆明(2週間)
この留学でこだわった事は、マンツーマンレッスン。台湾の大学では、グループレッスンの体験レッスンも受けました。
そんな各地で留学して得た経験を、これから1~3ヵ月程度の短期中国語留学を検討している方へ、お伝えします。
台湾と中国を比較しやすいように、できるだけメリット・デメリットを書きました!
それでは、まずはこちらから!
台湾留学 マンツーマンレッスンの特徴

台湾留学では、
- マンツーマンレッスン
- グループレッスン
の2つのスタイルで中国語が学べます。
まずは、この2つのレッスンスタイルの特徴を知り、”自分に一番あった留学”を考えます。
レッスンが受講できる場所は以下の通り。
マンツーマンレッスン・・語学学校・大学
グループレッスン・・大学
費用はグループレッスンより高い
費用を大学と比べてみました。
大学のグループレッスン 3ヶ月
165時間のレッスン →29600元(約10万9300円)
語学学校 マンツーマンレッスン 3ヶ月
60時間のレッスン →36000元(約13万3000円)
当然ですが、大学でグループレッスンを受けたほうが、受講時間も多いし値段も安いです。
ただし、大学のレッスンは入学時期が決まってるので、日程の調整が難しい。
対して、語学学校のマンツーマンレッスンは、いつでもスタート可能なのがメリットです。
自分のペースで勉強ができる
人に気を使うことなく質問ができて、やりたい勉強を集中してできます。(基本はテキストにそって勉強)
日本語を話せる先生がほとんど
私が行った語学学校では、ほぼ100%の先生が日本語を話せました。しかもペラペラ(そうでもない人もたまにいるみたいですが)。
先生が日本語を話せるのは、大変有り難いですが、メリット・デメリットがあります。
日本語を話せる先生のメリット
◎発音・文法の解説をほとんど日本語でしてくれる
中国語がまったく話せない人は、中国語で文法の説明をされても、まず理解できません。
◎台湾の文化を知ることができ、いろんな話が最初からできる
中国語が話せなくても、台湾人とコミュニケーションをとれるのが魅力。
日本語を話せる先生のデメリット
・すぐに、日本語に甘えてしまう
これは自分の意思の問題だけですが、レッスン中にどこまで自発的に中国語を話すかの勝負です。
最終的に、先生に「全部、中国語でお願いします」って言えるようになるのがベストですね。
台湾留学 (大学の)グループレッスンの特徴

台湾の大学のレッスンは、ほとんどがグループレッスン。マンツーマンに負けないくらい、良いところがあります。
授業時間が多い!
3ヶ月で165時間もレッスンが受けれる! (1日3時間の計算)
短期留学には向いていない
先程もお伝えした通り、大学はいつでもレッスンに参加できません。基本的にシーズンの変わり目で入学可能です。
例 ※1シーズンが3ヶ月。
- 春→3月
- 夏→6月
- 秋→9月
- 冬→12月
ということで、入学できる時期が限定されるため、大学のレッスンは短期留学には向きません。
クラスメイトの中国語が聞ける
同じように中国語を勉強している人の中国語を聞けるのがポイント!
しかも、中国語のレベルが同じレベルで勉強してる人なので聞き取りやすい。『こういうフレーズの使い方あるんだな〜』と参考になります。
友達ができやすい
一人でレッスンを受けてるよりは、友達ができやすい。一緒に頑張れる友がいるのは、心強いです。
レッスンのスピードについていく必要がある
ここが一番しんどいところ。レッスンの予習や復習をさぼると、クラスメイトとの差は広がるばかり。逆にいうと、「周りに負けてられない!」という気持ちで勉強できます。
マンツーマンとグループレッスンどちらにするか?
レッスン別に、向いているタイプをまとめてみました。
マンツーマンレッスンに向いているタイプ
・社会人で休みの時に、短期留学したい
・まったく中国語が話せない
・自分の勉強したいところを集中してしたい
・中国語ができなくても台湾人と会話を楽しみたい人
グループレッスンに向いているタイプ
・大学の入学時期に合わせれる(学生、離職中の人)
・長期間留学できる
・少しでも値段を安く済ませたい
短期留学なら、おすすめはマンツーマンレッスン(特に社会人)
結論としては、短期留学なら語学学校でマンツーマンレッスンがおすすめです。
いつでも留学できることと、自分の勉強したいところを集中的に勉強できるメリットは大きいです。費用対効果が一番高いかなと。
逆に3ヵ月~1年以上の長期で留学できて入学時期が合えば、大学のグループレッスンがおすすめ。
前述通り、グループレッスンが想像よりも良かったので。ただ、先生の教える技術に左右されそうですが。
中国語に囲まれた生活で、ゆっくり確実に上達できるはずです。
台湾のおすすめ留学エリアの特徴
留学するのに、場所は非常に大事なポイント。雰囲気や食べ物も変わります。
台湾の留学エリアの特徴をまとめてみました。
台北

台北の特徴
- 台湾の首都
- 見どころの観光地が多い
- 大型ショッピングセンターが多い
- 日本から飛行機で約3時間30分
- 英語・日本語が通じやすい
- やや物価が高い
日本の留学エージェントで紹介されるのは、台北の語学学校が多いです。
ただ台湾人の先生に聞くと、物価(レストラン・屋台等)が少し高いので、長期滞在するにはお金がかかるとのこと。
確かに、一つ5元〜10元(約22円〜45円位)違うだけでも、長期になると大きいです。
1ヶ月位の短期留学ならアリかもですね。
台中

台中の特徴
- 台北からバスで約3時間
- 平均気温が22.5度と快適
- 適度な都会で快適
- 台北と比べると物価がやや安い
- 有名観光地のアクセスが良い (台南→バスで約1時間、高雄→バスで約3時間)
- 台中自体に観光名所は少ない
台中をネットで検索して、すぐでてくる語学学校は、自分が行ったハッピーランゲージぐらいでした。(ただ、おすすめとは言いにくい)
ただ、最近では2020年にオープンした日本人経営の学校 台湾Talk の評判がすごく良いです。
台中は、”台湾人の住みたい街ナンバーワン”であることも大きいポイント!
確かに、ちょうどいい感じの都会で、安くて美味しいごはん屋もたくさんあります。快適に生活できるのは間違いないですね!
台南

台南の特徴
- 台北からバスで約4時間 日本からの行き方は高雄まで飛行機→台南まで電車
- ”台湾の京都”と呼ばれ、昔なつかしい建物がたくさんある
- 台湾で一番のグルメタウン
- 物価が安い
- 冬も比較的温かい
おすすめ語学学校は、早稲田日本語中心!その他は、TIL Space、成功大学もあります。
個人的に台湾で一番好きなエリア。 台湾で最も歴史の古い都市で「昔の日本ってこんなんだろな〜」って思えるところです。
台北以外だと、台湾では一番人気のエリアに感じます。
留学・観光どちらでもオススメ!
澎湖(ポンフー)諸島

澎湖の特徴
- 台北の松山空港から1時間
- 台湾でも有数のリゾート地(海がきれい!)
- 物価が安い
- 海鮮料理が豊富
他のエリアと違うところは、リゾート地なので都会ではありません。海への距離が近いので、開放感は抜群です。
中心の街は小さいけどアットホーム。ここでは、本当に台湾人の優しさに触れることができました。留学するには良いところかなと!
現在、中国語を習えるところは2つです。
おすすめの学校は、値段なら 阿甘語学学校。
クオリティなら、かりんのお宿。
※かりんの宿を検索すると、すごくネガティブな記事が立て続けに検索上位で表示されてます。気にすることはないですよ。完全に悪意のある記事なので。
各エリアのレッスン料金を比較
意外と、台北・台中・台南とレッスン料金は、そんなに違いがありませんでした。
明らかに値段が安かったのは、澎湖。
例 1レッスン(50分)
台北・・約1800円
澎湖・・約1100円
結構な金額の差ですよね! できるだけ留学費用を抑えたい人は澎湖がオススメ。
ただ個人的に、町並みや、かわいいカフェが多い、台南が一押しです!
台湾留学と中国留学の違い

同じ中国語を使っている国でも、台湾と比べるといろいろ違いがあります。
台湾は繁体字、中国は簡体字を使っている
下記のように使われている文字が違います。
簡体字・・中国で使われる画数の少ない文字 (日本人が普段使ってる字に近い)
繁体字・・台湾で使われる画数の多い伝統的な文字
例 ごめんなさい
簡体字・・对不起
繁体字・・對不起
ただ文法や、根本の発音は変わりません。
日本で買う中国語の参考書は、ほとんど簡体字を使ってるので、台湾留学に行くには使いにくいです。
台湾の学校によっては、簡体字で教えてくれるところもあります。
話し方が違う
台湾人に教えてもらった、中国人と台湾人との話し方の違いは以下の通り。
中国人の話し方の特徴
- 話すスピードが早い
- 巻き舌で発音する
- 同じ事を言うとしても、使うフレーズが違う
日本人には、わかりづらい違いですね。
「中国で働くから、台湾で中国語勉強しても意味がない」とまで思う必要はありません。基本は一緒なので。
日本でも場所が変われば方言がでてくるのと一緒です。
どこに行っても、現地特有の発音や言い方に慣れるしかありません。
留学のしやすさが違う
中国で、ビザなしで滞在できるのは2週間。
台湾では、ビザなしでも3ヶ月滞在できます。
中国で長期留学する場合は学生ビザが必要になり、少し手続きがめんどくさいのが、デメリットです。
文化が違う
違うのは当たり前の話ですが。
個人的な感想で言えば、台湾人は日本人に一番近い外国人かなと思いました。考え方とか、マナーとか。
ただ、中国人がマナーが悪いかというと、自分が行った場所は、全然悪く感じませんでした。基本的に、すごく優しかったですし。人それぞれですよね、それはどの国に行っても同じ。
でも、確かに台湾人は親日で、”日本人”って言うと優しくしてくれるのは間違いないです。
レッスンが違う
台湾の語学学校の先生は、ほとんど日本語が話せる人ばかり。なので質問も日本語でできます。
中国の先生は、中国語と英語が話せる方が多かった。でも、日本語で質問できなくても、先生は上手にレッスンしてくれましたよ。
自分は、日本語を使えない、中国語だけのレッスンの方が合いました!
台湾留学と中国留学 費用の比較
費用に関しては以下の内容により金額が変わるので、比較するのは難しいです。
- 場所(航空券代)
- 語学学校か大学
- レッスン時間
- 個室かドミトリー
- 1日の食費
- 観光費
私の留学経験をもとに、比較してみますね。。
期間は、2週間。
両方とも部屋は個室(シングルルーム)です。航空券代は含まれていません。
★中国留学
私が留学したKeatsという学校。宿泊施設が中にあり、平日は3食の食事が付いてます。
Keats 2週間の費用 (1日マンツーマン4時間)
→1032USドル ( 約11万2千円 )
★台湾留学
私が留学した澎湖島のかりんのお宿。宿泊費込みです。
かりんのお宿 2週間の費用 (1日マンツーマン2時間)
→5000台湾ドル(約3万7000円)
食事費用(朝・昼・晩)(約1万6000円)
合計 5万3000円
かりんのお宿のレッスン時間が1日2時間としてみても、中国留学の方が少し高くなります。
とはいえ、実際にかかった費用としては、どちらも、そんなに変わらないという印象です。
簡単に「この国の方が安い」というよりは、”留学の内容”で費用が変わりますね。
結論 中国語留学と台湾留学どちらが良いか?
台湾留学に向いている人
■ レッスンで、どうしても日本語で質問したい初心者
■ 住みやすさを優先したい
■ 気軽に中国語のレッスンを受けたい
■ 短期でしか休みのとれない社会人
中国留学に向いている人
■ 異文化体験をしたい
■ 中国語が、仕事で必要になる
■ 長期で休みがとれる学生
■ 広大な観光地に行きたい
物価は、中国が少し安いかなって感じです。
個人的には、どちらの留学も本当に良い経験ができたので甲乙つけがたいですね。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、自分が望んでいる条件に適した場所を、選んでください。
さいごに
よく質問を多くされるのが、
「どれくらいの期間の留学で、日常会話レベルくらいになれる?」です。
台湾人の先生や、中国留学に行ってる友人に聞いてみると、5ヶ月くらいって答えが一番多かった。
ただ、それも留学前の事前学習をどれだけしてきたか?によって変わってきます!
留学する前のオススメ勉強方法の記事を参考にしてください。
中国語留学を検討中の方へ 事前学習方法とオススメ初心者向け参考書
中国語をヒット曲で勉強する
中国語を大ヒットした曲で勉強① 我们不一样(大壮)、老鼠爱大米(香香)日本語訳付き
中国語オンラインレッスンのオススメはこちら。
【中国語オンラインスクール 大手3社を比較】初心者にオススメはCCレッスン!
こちらが台湾に留学したときの記事。
台湾 台南に格安留学!オススメ語学学校 早稲田中心と昆山大学の感想
こちらが中国に留学した時の記事
中国語の短期留学に超おすすめ!昆明のKeats レッスンの費用や感想
台湾人も中国人も、日本にたくさん来てくれてます。これからも、もっと増えてくるはずなので、中国語の需要も上がるの間違い無し!
日本人には、勉強しやすい言語なのでオススメですよ。
でわでわ