海外で働く・移住する前にチェックすべきメリット・デメリットとは?
どもども。
私は、フィリピンで約3年間働いた経験があります。
初めて海外で働いたフィリピンでは、多くの問題や悩みに直面しました。働く前に半年以上フィリピンに滞在してたにも関わらずです。
海外勤務が大変なのは予想してましたが、『これは、事前に知っておきたかった!』って、ことばかり!
そこで今回の記事では、海外勤務で発生する問題点をまとめました。そして、その対応方法も紹介しています。
この記事の対象者は以下のような方。
- 海外就職に興味がある
- 海外転勤になる予定がある
- 海外に移住したい
※場所は、東南アジアをイメージしています。
それでは、まずはこちらから!
海外で働く・移住する前にチェックすべきメリット・デメリットとは?
デメリットというより、”日本との違い”です。
◎ 海外の食事事情
海外生活において、食事は非常に重要な問題です。
旅行で海外にいると、ホテルやレストランで美味しいものだけ食べるので、ほとんど問題にならないですが。長期滞在となると、高価な美味しいものばかり食べれません。
例えば長期滞在してから気づいた食事の問題点は、
フィリピン
フィリピン人はあまり野菜を食べない。なので野菜を食べる機会がかなり少ない。
インド
最初はカレーの美味しさに感動したが、1か月もすると完全に飽きる。
など、完全に死活問題になってきます。
働きたいと思った国があれば、先に以下の対策が取れるか確認しましょう。できない場合は、考え直す必要があるかもれません。
- 安く食べれる日本食レストランが近くにある
- 野菜や果物は、サプリメントでおぎなう
- 現地で安く食べれる物の中で、自分に合うのを見つける
◎海外の習慣や宗教
宗教は、日本人にとって、特別な宗教に入ってない限りは、集会にでたり、食べ物に制限があったりしないですよね。
海外の場合は、”宗教と生活の密着度”は、非常に深いです。もちろん地域や、その人自身によっても違いますが。
例をあげると
フィリピン
国民の8割は、キリスト教でも厳格なカトリック。多くの人が毎週、集会(ミサ)に出かけます。またクリスマスは1年の一大イベント!家族のプレゼントを買うために、12月の犯罪率が高くなるほど。
インド
国民の多くがヒンズー教。街で、豚肉や牛肉を食べるのは難しい。左手は"不浄の手"とされ、トイレで用をたす時に使われるため、左手で握手をしない。
中国 ベトナム
正月は年末でなく、2月中旬になる旧正月。ほとんどの人が故郷に戻って家族と暮らす。
など、上記の例は氷山の一角で、各国には独自の習慣や文化があります。生活する以上は、事前に滞在する国の習慣を確認しておきましょう。
異文化を理解しようと頑張っても、100%の理解は難しいです。でも海外で生活する限りは、「ここは日本ではないんだ!」とマインドを切り替え、彼らの習慣や信仰心は尊重しないといけません。
彼らにとって宗教とは、家族と同じ、もしくは、それ以上に大切なものと理解する必要があります。
◎海外の衛生・医療問題
海外の衛生事情
いろんな国に行った結果、日本は衛生面で他国より、かなり気を使ってるのがわかりました。
特に一番感じるのはトイレ。外国だと場所によっては、「この汚さでは、トイレできない」と感じる場面にでくわします。
とはいえ、外国人より日本人の方がきれい好きかというと、そうでもありません。
例えば
フィリピン
年中暑いので、多くの人が朝・昼・晩と3回シャワーに入り、臭いに関しては日本人以上に敏感。
また、くしゃみする時に口を手でふさがない人は、ばい菌を撒き散らしてると周りから嫌われます。
要するに、国によって、”人の潔癖度”は変わるので、それに対応しなければなりません。
海外の医療事情
自分は海外で重病の経験はありません。風邪をひけば小さい街の病院に行って、それで全く問題ありませんでした。重度の症状や怪我でなければ、病院の設備的な部分で不安に思う必要はないでしょう。
あとは健康面でよく心配されるのが、”下痢”。
これに関しては持論があって、”水が変われば下痢になる”です。なので最初は、ほとんどの人が下痢になります。
衛生面 人それぞれ許容範囲が違うので、自分の潔癖を守れる物を現地で買うか、日本から持ってくるしかありません。
健康面 最初は体調を崩しがちですが、長く滞在すると、自然に自分で体調管理の方法を覚えていきます。例えば、
- これは食べると下痢をするから避ける
- この時期は、いきなり雨が降るから雨具が必要など。
最初は大変ですが、慣れてくるので、それまでの辛抱です。
◎海外での人間関係
長く滞在してると、人間関係が一番大きい問題になる可能性があります。
最初は、みんなチヤホヤしてくれたり、どこに行くのも新鮮で楽しいですが。でも時間がたつと、休みの日は、けっこうな孤独感におそわれます。
例えば以下のような感じ。
まれに、現地人と会話ができなくても楽しんでる人もいますが、それは最初だけ。長期で滞在してると、絶対にストレスになってきます。
以上のことから、もともと一人でいることに慣れてないと、海外で長期の生活は難しいです。
ポイントは、”現地語を覚える”です。
現地語が少しできれば、現地の人との距離感がグッと縮まるので、少しずつでも勉強しましょう!どこでも英語が通じるわけではないので。
また、現地には必ず日本人コミュニティがあり、そこに参加するのもアリ。同じように海外生活をしてる日本人と知り合いになれるチャンスです。
自分の場合は格闘技を習って、現地人とコミュニケーションをとっていました。人間関係だけは行動あるのみ!シャイにならず、自分のカラをどんどん破っていきましょう!
◎海外の職場や同僚とのコミュニケーション
長くなるので、別記事にまとめました。
【外国人とストレス無く働くには?】職場で発生する問題と解決方法
海外生活に、スムーズになじむための2つの対策
どんなデメリットであれ、それを受け入れる努力をする→”考え方を変える”のが一番良い対応方法です。
① 発想の転換をする
海外で生活すると、日本との違いに面食らうことばかり。例えば、交通機関は時間通りに来なかったり、スケジュールどおりに物事が進まないなど。
でも、よく考えると日本が正確すぎるだけです。注文した商品が翌日届くとか、1分の遅れもない交通機関とか。
不思議と、海外に長く住んでいると、便利でなくても生活できるようになります。なぜなら、周りの人と同じような生活してれば、不便にも慣れてくるからです。
”日本で当たり前のことが、海外では当たり前でない”とう発想の転換ができたら、いろんな不便がストレスではなくなってきます。
海外就職といっても、いつか日本に帰る可能性が高い人がほとんどですよね?なら「限られた海外生活を存分に楽しもう!」と思う方が気持ちが楽になります。
② 言語を学習する
先程の人間関係の部分でもふれた通り、個人的にはこれが一番良い方法だと思います。
英語か現地語の語学学校を探してみましょう!友達もできるし良いことだらけです。私も現地語が少し話せるようになって、生活のしやすさが格段に変わりました!費用もそんなにかからないですよ。
もし学校が見つからない場合は、友達に「現地語を教えるバイトしてみない?」ってお願いしてみても良いですね。
海外就職を考えている人には、その前に留学!
海外就職をしたいと考えている人に、絶対オススメなのが留学です!
留学だと、学生という身軽な状態で海外生活を体験できます。自分が働いてる姿がイメージできますし、しかも言葉も覚えれます。
海外就職してから「こんなはずじゃなかった」と思うのは残念すぎますよね。留学費用は、1〜2ヶ月程度なら、そんなに高くないので、必要な出費と考えましょう。。
「働きたいと思ってる国に良い学校がない!」という場合は、どんな国でも良いです。とりあえず海外生活を体験するという意味で留学しましょう。海外インターンもアリです。
こちらの記事におすすめ留学先を紹介先しています。
留学する国の選び方 英語編!実際に留学したオススメ8カ国を比較した
とにかく3〜4日の旅行だけでは、本当の国の姿は見えません。事前にできるだけ滞在し、文化や生活に慣れるのが一番。
それで特に問題なければ、海外で住むのもアリかなと。
でわでわ