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”フィリピン留学は最高!!”という声が多いですが、『本当かな?』って感じですよね。
一部の語学学校や、留学エージェントのホームページは、メリットだけ強調されがち。別に嘘とは思いませんが、メリットだけの留学はありません。
私はフィリピン留学を3度経験し、実際に現地語学学校で4年近く働きました。(セブやマニラも滞在)
そこで、フィリピン留学してた時に留学生から聞いた『思ってたよりここが〇〇だったな』、『聞いていたのと違う』という部分をまとめました。
留学前の事前情報としてチェックしてください。
フィリピン留学する前に知るべき、公表されない事実とは?
以下のようなことを言う留学エージェントがあれば、逆に信用できるでしょう。
留学しても、必ず英語が話せるようにはならない
『フィリピン留学をしても、英語力が上がらない』という方は、以下の3つの理由が多いです。
① 目標レベルがそもそも高すぎる
"ネイティブとペラペラ話せる英語を身につける”のは、フィリピン留学だけでは難しいです。本物の英語力を身につけるなら、流行りの『2ヵ国留学』をオススメします。
※2ヵ国留学とは・・・英会話の基礎力を身につけるために最初にフィリピン留学をして、次にアメリカ・イギリス・オーストラリアなどに留学すること。
② 留学の期間が短すぎる
オススメの留学期間としては、英語レベル別に説明すると以下の通りです。
- 全く話せず、文法も忘れているレベル→5ヶ月前後
- 大学生など、ある程度、基礎力があるレベル→2〜3ヶ月
- TOEIC800点以上あるが英会話には自信がないレベル→1ヶ月前後
自身の英語力を客観的に見て、留学期間を決めましょう。ほとんど話せない人は、1ヶ月位の留学では、話せるようになりません。
こちらの記事で詳しくまとめています。
フィリピン留学 英語が話せるようになる留学期間の目安、おすすめ時期は?
③ 留学前に事前学習をしていない
これが一番の原因。
フィリピン留学の特徴は、”マンツーマンで英語が話せる”なので「全く単語も知らない」「文法も知らない」ではレッスンになりません。
自分も会社辞めてすぐに留学に行ったので、留学前に、なかなか勉強できない気持ちは痛いほどわかります。でも、最低限、基礎単語と基礎文法はしていきましょう。
”事前学習のやり方”はこちらの記事を!
【留学前の英語勉強法】効果が倍増する事前学習とは?英語初心者は必見!
こちらの動画では、フィリピン留学1週間目と4週間目のレッスンで、『どれくらい英語が話せるようになってるか?』を比べています。
流暢ではないですけど、自分の意思はかなり言えるようになってますよね。真面目に勉強していると、1ヵ月~2カ月でこれくらいは話せるようになります。
フィリピン留学に行けば、ペラペラになるとは言えませんが、少なくとも英語でコミュニケーションがとれる状態になれる可能性はかなり高いです。
学校から、海はそんなに近くない

フィリピンって聞いたら、綺麗な海・ビーチを思い浮かべますよね?
でも、ビーチが徒歩圏で行ける学校はほとんどないです。セブでもビーチまでは1時間近くかかるところが多い。
息抜きは必要ですので、週末に行ってストレス発散しましょう。
すぐ近くにビーチがある学校を希望する場合は、ドゥマゲテ・ボラカイ島・パラワン島です。どの学校を選んだとしても、日帰りで行ける距離に海はあります。
フィリピン人全員が、英語を話せるわけではない

フィリピンの公用語はタガログ語です(セブではセブアノ語)。方言も170言語あり、フィリピン人は好んで現地語を話します。
なので、聞こえてくる言葉は英語ではありません(フィリピン人の多くは英語話せますが)
英語を話す人口の順位では、実は、アメリカ、イギリスについで、フィリピンは3位!子供から英語だけのレッスンをしています。
ということで、周りではタガログ語で会話してますが、英語でどんどんコミュニケーションとっていきましょう!
虫やトカゲが多い

フィリピンは南国です。夏場の3月から10月は、想像以上にハエや蚊が多い。これを完全に防ぐのは不可能。そこは、ある程度覚悟して行きましょう。
ちなみに日本の蚊取り線香類はあまり効きません。現地で薬局で売っているクリーム(insect repellent)が一番効くので、それを買いましょう!
私は留学中ずーっと野外で勉強してましたけど、クリームのおかげで大丈夫でした。
あと、外国の暑い国で見かけるのがこれ!

トカゲですね。これが、そこら中、たまに部屋の中にもいたりします。
でも、ときどき鳴くのとフンするくらいで特に害はないです。一つのオブジェだと思って気にしないでください笑
フィリピン人は超清潔好き

これは、本当にびっくりしました。フィリピン人の女性は、携帯用のアルコールは全員持ってるほど!
また、彼らは少なくとも1日3回〜5回はシャワーに入ります。日本人より多いですよね。そのわりにはバス停や、デパートのトイレとかは、汚いですけど。
フィリピン人は、清潔なことや、臭い事に本当に敏感です。逆に日本人が気をつけないといけません。フィリピン人は、汗臭い人は嫌いですよ。
野菜はあまり食べる機会がない

もともと、フィリピン料理は野菜をあまり使わず、油っこいのが多いです。また、スーパーに行っても、フルーツとか結構高いので、なかなか頻繁に買えません。これは日本人女性から不評でした。
そういうところが気になる人は、留学先の学校で『学校の食事に野菜がでるか?』事前に聞いておきましょう。マルチビタミンなどのサプリメントを持っていくのをオススメします。
いつでも常夏ではない
『晴れのイメージだったのに、実際は雨ばっかりだった....』というのはよくある話です。
フィリピンの雨期は6月〜10月になります。結構長いですよね。この間は、本当によく雨が降ります。まあ、一日ずっと雨って事はなかなかないので海も行けますが。
ずーっと晴れててほしいという人は、10月〜3月の乾季の方がオススメです。
日本とは違う、先生と生徒の関係性
日本の”生徒と先生との関係”とは少し違います。
フィリピンの語学学校では、もっと友達みたいな感じです。というか、英語がそもそもフレンドリーな言語です。
なので、たまに『何を客に向かって偉そうに、、』と言う日本人もいます。そういう、”お客様は神様的な対応”を望む場合は、高い授業料を払って日本でレッスン受けた方がストレスが無いです。
また、年齢が若い20代の先生が多いです。年配の日本人は、話が合わないケースもあるでしょう。先生も頑張って、会話の内容は合わせるようにしますけど。
フィリピン人は、非常にプライドの高い国民性です。先生に対して、汚い言葉や見下した対応するのはやめましょう。
”空気を読んで欲しい”なんて期待してはダメ
私は、日本人の良いところの一つが、”空気をよめる”ことだと思います。相手が不機嫌そうにしてたら、”何か悪いことしたなぁ?”と自分の行動を振り返れるところですね。
フィリピン人にそれが無いと言は言いません。しかし日本人ほどではない。なので、そこでストレスがたまる人がいます。というか、日本人が礼儀に厳しすぎるだけですが。
例えば、『レッスン中の先生の板書がいつも汚い、でも、こっちが嫌そうな顔してるのに全然、理解してくれない」などなど。それをずっと腹にためて、最終的にストレスになるケースがあります。
そんな時は、正直に自分の気持ちを伝えてみましょう。それで解決される場合がほとんどです。言い方も、まずは優しく言ってあげてください。
たとえ言って変わらなかったとしても、「そういう人なのか。。」と諦めがつくので、ストレスがたまりにくいです。
”日本人なら言わなくてもわかる”と思うかもですが、フィリピンに留学に来ている時点で、それは無理な注文です。
自分が発言することで、相手も初めて気づくと思いましょう。
レッスン時間数を増やしても、英会話は上達しない
一部の留学エージェントは、”せっかくの留学なんで、たくさんレッスンとって頑張りましょう!”とか言うところが多いです。
一日6時間以上のレッスンを初心者が受講したら、かなり大変です。レッスンで疲れて、自習の時間が減る可能性があります。
留学の最初は、特にインプット(自習)の方が少し多いくらいで良いです。かといって、スピーキングのレッスンが少な過ぎるのも問題ですが。バランスよく勉強しましょう。
フィリピンはそんなに危険ではない

日本のテレビでは、『大統領ドゥテルテが麻薬常習者を殺しまくってる』とか、日本人が殺されたニュースがよく流れています。そんなの聞いたら、”フィリピンは危ない”って思いますよね。
しかし、私がフィリピンにいる4年間で銃声を聞いたり、危険な経験は一度も無いです。夜に出歩いててもです。ただ運が良かっただけとも思いますが。
”日本のニュースは誇張が過ぎる”というのが、私の印象です。旅行者が殺されたという事件は聞いた事ないですし。
ISのグループと内戦していますが、それは、ミンダナオ島だけです(今のところはですが、、、)
確かに、日本と同じ感覚で行動していると、痛い目に合います。ただ、ある程度『自分は海外にいるんだ!』という緊張感を持っていれば、まず大丈夫です。
治安が理由で留学を諦める必要はないです。
最後に.....
事前に、フィリピン留学のメリット・デメリットを知っていれば対策ができますよね。
以下のリストでは、英語留学・勉強についての記事をまとめてます。今まで、9ヵ国で留学した感想と経験を書いてますので、ぜひ、チェックしてください。
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